受験まで、まだ時間のあるこの時期には♪
受験までまだ時間のあるこの時期には、ローレンシャンスクールでは『感受性のプログラム』
とよんでいる様々なレッスンを行っています。受験直球のレッスンばかりでは、応用力は
育ちません。
先日は、ピンホールカメラを作ってみました。赤い光だけの暗室での現像作業まで実際に
子どもたちが行い、みな、大興奮!大人顔負けの芸術的な作品に仕上がりました。
いきいきと自分らしい言葉で、自らの体験や想いを語ることのできる子どもたちを育てる為に、
子ども達には質の高い体験を数多くさせることが大切です。
体験の有無は、言葉だけでなく、描く作品にも違いが現れます。
実際にリンゴを触り、目で見て、匂いを嗅いで、最後には、みんなでおいしく食べた後で
描いたリンゴと、「では、いまからリンゴを描きましょう」といって、図鑑などを見ながら描いた
リンゴとでは、仕上がりの力強さが全く違います。
ローレンシャンスクールでは、さまざまな体験をプロデュースし、また、その体験を、子どもたちが
いきいきと言葉にして発信できるような、さまざまな仕掛けを取り入れたレッスンを、この時期は
沢山 沢山行っています。
以下は、実際にレッスンを行ったアートの専門講師である浅井先生による文章と写真です。
『カメラ・オブスクラの原理を利用した段ボールカメラを作りました』
カメラ・オブスクラとは暗い部屋を意味し、真っ暗な部屋に明けられた小さな針穴(ピンホール)
を通して外の風景が内側の壁に像を結ぶ装置です。この現象は紀元前5世紀から4世紀の
古代中国や古代ギリシャの時代から知られていました。
現在までに、さまざまなカメラが開発されていますが、基本的な原理はこのカメラ・オブスクラの現
象によって成り立っています。
今回、スクールでは身近にある段ボールを使ってピンホールカメラを作り、白黒印画紙を使って実
際に撮影、現像まで行いました!
カメラは段ボールの内側を黒く塗り、ピンホールを空けたアルミ板をくっつけただけで出来上がり!
※ 家から持って来た空き箱で、ほんとうに写真なんか撮れるのかな?
半信半疑で、子どもたちは箱に穴をあけました。
撮りたい景色に向けてカメラをセットしたら、隠しておいた穴を開いて撮影開始!寒風吹く中、
寒い寒いと踊りながら2分間待ったら、また穴を隠して撮影終了!
※ 中は、スプレーを使って、黒くぬります。みんな、くさい、くさい!
現像作業はスクールのトイレを利用した簡易暗室を作り、本格的に行いました。中は赤いセーフ
光だけでほとんど真っ暗です。ですが、赤い光にだんだん慣れてくると、現像液につけられた印画
紙から景色が浮かび上がってくる様子や、液の独特な匂いなど、しっかり観察することができました。
みんな思い思いに自分のカメラに飾りを施し、個性たっぷりのカメラと、大人顔負けの本格的な
写真が出来上がりました!
※スクールの前の道路を写してみました♪芸術的な写真の数々に、保護者の方々もびっくり!
次に撮ってみたい写真は?と聞いてみると、お家のお庭を撮ってみたい!踊っている人を撮ってみたい!
と沢山撮りたいものが出てきました。
次はどんなカメラでどんな写真を撮ってみましょうか?
色々なものがデジタル化されていく これからの世の中で、手触りや匂いのある写真撮影体験は貴重な経
験として記憶に残るものであると期待します。
※ 出来たカメラを首にかけ、みな、大喜びでお家に持って帰りました♪
「ぼくも、お家の前の道をとってみるよ」「わたしは、今度は、踊る人をとってみたい」
みな、夢が膨らみます。
受験まで、まだ時間のあるこの時期には♪
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